ライブコマースで売れる商品は?相性の良い商品の特徴や業界を紹介

2021年11月16日

EC 市場の盛り上がりとともにライブコマースが話題となっています。本記事では、ライブコマースの特徴を紹介し、運用を成功させるために重要となる相性の良い商品、相性の悪い商品の特徴と主流の業界について紹介します。

新しい販売・マーケティング手法として注目を集める「ライブコマース」

近年では EC とライブ配信を組み合わせた新しい販売・マーケティング手法としてライブコマースに注目が集まっています。ここでは、ライブコマースが注目される理由について紹介します。

ライブコマースが注目される理由

コロナ禍において、家にいながらさまざまなものが購入できる EC 需要が増加しました。

しかし、従来の EC では商品を購入するときの参考となる情報が商品説明のテキストや画像しかなく、情報に乏しいことから、消費者は購入に踏み切れないといったケースもありました。

これらの課題を解決する方法として、ライブ配信によってさまざまな情報を発信できるライブコマースに注目が集まっています。

従来のECの課題を解決する方法は以下でも詳しく紹介しています。

17LIVEが実施した調査によると、ライブコマース利用者のうち約70%もの人が1年以内に利用を開始したと回答しており、直近で利用者が急増していることがわかります。

また、ライブコマースを利用するメリットについてのアンケート(※複数回答可)では、「商品について理解しやすい(47.5%)」、「使用するイメージがわきやすい(39.5%)」が高い割合を占めていることから、商品の情報を豊富に得られることがライブコマースの魅力となっているようです。

今後もライブコマースを利用したいかについての調査でも、「利用したい(26.0%)」「やや利用したい(33.3%)」の割合は半数以上を占めていることから、今後もライブコマースの利用は拡大していくことが見込まれています。

ライブコマースの利用動向に関する調査結果は以下でも詳しく紹介しています。




ライブコマースの実施によって得られるメリット

上述のようにライブコマースは従来の EC サイトでは伝えられなかった商品情報を提供できます。
視聴者と配信者がリアルタイムにコミュニケーションをとることで、その場で商品を購入しやすくなります。また、配信者のファンを増やすことでリピーターを増やし、LTVの向上も期待できます

ライブコマースのメリットや成功ポイントは以下で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

このようにさまざまなメリットがあるライブコマースですが、成功させるためにはどのような商品がライブコマースに向いているのかを理解しておくことが重要です。
次章では、ライブコマースと相性の良い商品と悪い商品の特徴について紹介します。

ライブコマースと相性が良い商品の特徴

ライブ配信を通じて商品を購入してもらうライブコマースと相性の良い商品と悪い商品の違いはどこにあるのでしょうか。
ここでは、それぞれの商品の特徴について紹介します。

商品の効果がわかりやすく見栄えが良い

ライブコマースと相性が良いといわれているのは、商品の見栄えが良くトレンドの変化が速い商品だとされています。
例えば、美容コスメなど使用前と使用後で効果がわかりやすく、配信映えするものが向いています。

そのほかにも食料品なども良く取り扱われていることから、これらもライブコマースに向いている商品といえます。
食料品は実際に食べてみないと本当に美味しいのか、どのように美味しいのかといったイメージがつきづらいものです。ライブコマースで実際に配信者が試食・試飲したうえで情報を発信することで、従来 EC ではイメージがつきづらかった味に関してのイメージを掴むことができます。

次章では逆にライブコマースに向いていない商品にはどのようなものがあるのかについて紹介します。

ライブコマースと相性が悪い商品の特徴

ライブコマースと相性が悪い商品にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは相性の悪い商品について紹介します。

商品の効果がわかりにくく見栄えも良くない

ライブコマースと相性の良い商品の特徴として効果がわかりやすく見栄えのするものを紹介しました。
相性の悪い商品は逆に「商品の効果がわかりにくく見栄えも良くない」ものといった特徴が挙げられます。

これらの特長を持つ商品として考えられるのは「健康食品」「筋トレ・ダイエット食品」などです。

健康食品は健康に良い効果があることをうたった商品で、長期的に摂取することで健康に寄与する効果があるとされているものが多く存在します。ライブコマースで健康食品を紹介し、実際に配信者が試したとしても目覚ましい効果を短時間で発揮することは少ないため、視聴者の購入意欲を刺激することは困難です。

また筋トレ・ダイエット用品なども同様に、その場で効果が明らかにわかるものではなく、配信映えしにくい商品です。

ライブ配信中に商品の使用方法やどのような効果があるかを説明することはできても、商品の効果を見せることは難しいため、こちらもライブコマースに不向きな商品であるといえます。

ライブコマースを活用している業界

ライブコマースを積極的に販売チャネルとして活用しているのはどの業界でしょうか。ここでは主に3つの業界をご紹介します。

アパレル業界

多くの服を取り扱うアパレル業界では、季節ごとの新作紹介や季節ごとのファッションコーディネートのアドバイスなどを日常的に配信している企業が多数存在します。カラーバリエーションや素材の肌触り、着丈など、オンラインショップだけでは情報が不足している部分リアルタイムなコミュニケーションを通じて伝えることでブランドのファンになってもらうように工夫しています。

コスメ・化粧品業界

美容部員がライブ配信に出演し、コスメや基礎化粧品の紹介を行っています。コスメ用品は実際の使用感やテクスチャなど、店舗で体験しなければわからないことをプロの目線で伝えることで、店舗さながらの接客を体験することができるため、ユーザーにとって視聴しがいのあるコンテンツが人気となっています。また、美容部員によるメイクアップのコツなども知ることができるため、コスメ用品を購入するだけでは体験できない付加価値も与えています。

百貨店・雑貨用品店

生活に根差した物品を扱う百貨店や雑貨用品店もライブコマースに乗り出しています。食べ物や家具など、あるテーマに沿って複数企業の品物を比較して伝えることにより、押し出したい商品それぞれの商品の特徴を伝えることが可能です。

ライブコマースの特徴とメリットを理解して実施しよう

ライブコマースに向いている商品と向いていない商品を把握しておくことで、ライブコマースを実施して効果が見込めるのか否かを判断することができます。

自社の商品がライブコマースに向いていると思った方は是非ライブコマースの実施を検討ください。
17LIVE の提供するライブコマース支援ツール「HandsUP」では、「何から始めたら良いかわからない」「ライブ配信のノウハウがない」といった企業様や、コロナ禍で「ECの成果が伸び悩んでいる」「新たなEC戦略を模索中」などの企業様でも安心のサポート体制を整えています。お悩みの方は以下資料からお問い合わせください。

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このコラムを書いたライター
HandsUP 運営事務局
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