【LIVEBUY（ライブバイ）とは？】LINEのライブコマースの使い方やメリットを解説

LINEのLIVEBUY（ライブバイ）とは？

LIVEBUYとは、LINEヤフー株式会社が提供しているライブコマースサービスです。LINE上でライブ配信を見ながら、気に入った商品をタップするだけで購入可能な手軽さが魅力となっています。

視聴者は、LINE Payと連携させることで決済までをスムーズにおこなえるため、配信中に気に入った商品をスピーディーに手に入れることが可能です。また、LIVEBUYでは過去のライブ配信もアーカイブ視聴できます。

LIVEBUYでライブコマースを実施するには、ビジネス用のLINE公式アカウントへの登録が必要です。その後、LIVEBUYの出店申請をおこなうことで配信が可能となります。

ただし、2023年11月現在ではLIVEBUYの新規出店は受け付けていません。そのため、出店が再度可能になるまで待ちましょう。

そもそもライブコマースとは？

ライブコマースサービスとは、ライブ配信とECを組み合わせた新しい販売手法です。ECサイトなどでリアルタイムに動画を配信し、視聴者とコミュニケーションを取りながら商品やサービスを販売できます。

ECサイトでの販売と比較して、より多くの情報を伝えられるほか、その場でコメントや質問に回答できるため、購入につながりやすい点が魅力です。

視聴者にとっても、直接店舗へ行くことなく、実際に店舗で店員とやり取りをしているような感覚でショッピングできるメリットがあります。

LINEのLIVEBUYを活用してライブコマースをおこなうメリット

ライブコマースをおこなえるツールはいくつかありますが、あえてLINEのLIVEBUYにてライブコマースをおこなうメリットはあるのでしょうか。

ここでは、LIVEBUYを活用してライブコマースをおこなうメリットを4つ紹介します。

LINEユーザーを対象に商品を紹介できる

LINEは、日本国内だけで月間ユーザー数が9,500万人おり、他のSNSと比較しても圧倒的なユーザー数を誇ります。

そのため、LINE上でおこなうLIVEBUYを活用することで、多くのユーザーに商品やサービスをPRできる可能性があるのです。

また、普段からメッセージアプリとして使用している人が多いため、幅広い年代でのアクティブユーザー率が高いという特徴もあります。

さらに、LINEアカウントは携帯番号による認証が必要であり、1つの番号につき1つのアカウントしか作成できません。よって、サブアカウントなどが基本的になく通知の到達率や開封率が高くなるため、情報を届けやすいというメリットもあるのです。

リアルタイムでのコミュニケーションが可能

前述のとおり、ライブコマースの大きな特徴は、配信者と視聴者がリアルタイムでコミュニケーションを取れる点です。加えてLIVEBUYでは、ライブ配信中にコメント機能を通して質問や相談ができるだけでなく、LINEスタンプの送信も可能です。

オンライン上でありながらも視聴者は疑問などを解消しやすく、視聴者の購買意欲を高められます。

LINE上での導線を作りやすい

LIVEBUYはLINE上で活用できるサービスであるため、LINEの機能との連携がスムーズです。

例えば、LINE公式アカウントの友だち登録に誘導しやすく、ライブ配信の告知やメッセージの送信、購入後のフォロー活動なども含めて一貫して対応できます。

また、LINE Payと連携すれば決済もスムーズにおこなえるため、商品購入までのプロセスがLINE上でスピーディーに完結します。他サイトへ誘導したり、後日書類を作成したりする手間がかかりません。

これにより、配信者と消費者双方の負担軽減につながるのです。

アーカイブから販売や購入ができる

LIVEBUYでは、ライブ配信した動画をアーカイブに残せます。

アーカイブに残せることで、リアルタイムでは視聴できなかったユーザーにも後から視聴してもらえる体制を整えられるのです。

また、商品の在庫さえ残っていれば販売も継続できるため、アーカイブ視聴からの売上も期待できるでしょう。

LIVEBUYの使い方

LIVEBUYの使い方について、配信者側と視聴者側に分けて紹介します。ビジネスとして利用したい
方も、ショッピングを楽しみたい方もぜひチェックしてみてください。

配信者側の使い方

まずは、LINE公式アカウントを開設します。個人のLINEアカウントに紐付けもできますが、ビジネスアカウントでの運用が推奨です。

LINEのビジネスアカウントはメールアドレスさえあれば登録可能で、「LINE公式アカウント」と呼ばれています。

LINE公式アカウントは「LINEヤフー for Business」という画面から開設可能です。

LINE公式アカウントを開設したら、そのアカウントで「LIVEBUY CMS」にログインし出店申請をおこないます。申請フォームに必要事項を記入し、送信してください。認可されれば、LIVEBUYにて配信をおこなえるようになります。

申請時には、発行から3カ月以内の登記簿謄本を添付する必要があるため、事前に用意しておきましょう。

LIVEBUYは、法人・企業ならびに個人事業主からしか受け付けていません。ただし、2023年11月現在は新規出店の受け付けをおこなっていないため、再開を待ちましょう。

視聴者側の使い方

視聴者側が利用するには、まずLIVEBUYの公式アカウントを友だち追加します。友だち追加をすれば、ライブコマースの通知や情報が届くようになります。

その後、気になる店舗や商品のライブ配信スケジュールを確認しましょう。企業のLINE公式アカウントを友だち追加しておくと、その公式アカウントからライブ配信のスケジュールや商品情報が届く場合もあるので、LIVEBUYの公式アカウントとあわせて追加しておくことがおすすめです。

ライブ配信中に商品をスムーズに購入するためにも、事前に配送先と決済情報を登録しておくと便利です。LIVEBUYのLINE公式アカウントから「お客様情報」を開き、希望する配送先や決済方法を連携させます。

決済方法はクレジットカードかLINE Payのいずれかです。LINE Pay残高決済の場合、残高がないと購入できないため、事前に確認しチャージしておきましょう。

ここまで準備できたら、ライブ配信をストレスなく視聴できます。LIVEBUYの公式アカウントからのお知らせをタップして、視聴を開始します。もちろん、配信の途中からでも参加可能です。

ライブ配信中は、画面下部にあるコメントを通して配信者とコミュニケーションが取れます。商品の在庫数の目安も画面に表示されるため、気になった商品は在庫がなくなる前にタップして購入しましょう。

LIVEBUYの活用事例

実際に、LIVEBUYを活用してライブコマースをおこなっている事例を紹介します。成功事例を参考に、LIVEBUYをうまく活用して売上アップを目指しましょう。

初音ミクの「MIKULAND」

人気バーチャル・シンガーの初音ミクが、人気バーチャルアイドル2名とともにLIVEBUYでライブコマースをおこないました。

約1時間のライブ配信では、初音ミクとコラボした先行販売商品や数量限定商品としてノートパソコンやディスプレイ、キーホルダーなどを紹介しています。

また、初音ミクによるライブも開催され、ショッピング目的の方はもちろん、初音ミクファンにとっても嬉しい大盛況のライブ配信となりました。

その結果、再生回数は11,000回と数多くの人に視聴されています。

LUSH（ラッシュ）ジャパン

LUSH（ラッシュ）ジャパンは、自然素材を使った色彩鮮やかな入浴用品や石鹸、化粧品などを販売する企業です。

LIVEBUYでは、チャリティーイベント「SOSスマトラキャンペーン」とあわせて、チャリティー商品の「オランウータンボム」を対象としたライブ配信を実施しました。21時からの約30分のライブ配信でしたが、一晩で1,500回以上も視聴されています。

ライブコマースが販促活動としてだけではなく、チャリティー活動や社会貢献の役割も果たせることを証明した事例です。

オールナイトニッポン

ラジオ放送局のニッポン放送が手がける深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン」。全国ネットで放送されているラジオ番組で、数多くのリスナーから長年人気を集めています。

LIVEBUYでは、テレビプロデューサー佐久間宣行さんがメインMCを務める音楽イベントのオフィシャルグッズを販売しました。リスナーにとってはお馴染みのプロデューサーやディレクターが登場し、グッズに対する想いやイベントに対する意気込みを語る大盛り上がりの配信となりました。

LINEを活用したライブコマースサービスもある

新たなショッピングの形として人気が高まっているライブコマースですが、LIVEBUYを活用したライブコマースには、多くのLINEユーザーを対象に情報を届けられるといったメリットがあります。

ただし、2023年11月現在、LIVEBUYの新規出店は受け付けられていないため、注意が必要です。　

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