初めてのライブコマース。
ライブ配信までの6つのステップ

2021年8月24日

ライブコマースをはじめようとしても何から手をつけてよいのかわからないというケースも少なくありません。本記事ではライブコマース実施にあたり、企業がどのようなステップで何を準備しておくべきなのかを紹介します。

ライブコマース実施までの6つのステップ

ライブコマースとは、ライブ配信を用いた新しい販売・マーケティング手法です。ライブ配信中に視聴者(顧客やユーザー)とコミュニケーションを取ることもでき、商品の魅力を伝えられたり、視聴者からの疑問に答えたりすることができます。ライブコマースは、こうした双方向のコミュニケーションを通じて視聴者の購入に対するハードルを下げることができ、購入促進につながると期待されています。
しかし、まだまだどの企業も取り組み始めたばかりで、成功事例もあまり多く公開されておらず、これからライブコマースを始めたくてもどのようにライブコマースをはじめればよいかわからないというケースも多いようです。

そこで、本記事ではライブコマースを成功させるための準備を6つのステップに整理して紹介します。

ステップ 1 目的や目標の決定

まずは目的や目標、長期スケジュールなどを決めます。
ライブコマースを実施した結果、商品やサービスの売上をどれくらいまで伸ばしたいのかを明確にします。

目先の売上よりも、まずは認知度を上げるという目的を達成するためにセールやキャンペーンなどを行う戦略も有効です。また、定期的かつ長期間の配信を継続していくことで、顧客との関係を築くことに繋がります。

ステップ 2 紹介商品の決定

続いて、ライブコマースで紹介する商品を決定します。選定する商品としては、新作やシーズン物だけでなく、顧客からの質問が多い商品を紹介するのも有効です。

顧客は購入を検討している商品について、気になる点に関する答えがインターネット上で確認できず、購入に踏み切れないというケースがあります。ライブ配信時、質問に答えながら商品を紹介することで、疑問や不安が解消され購入に踏み切る顧客も増えることが期待されます。

ステップ 3 集客・告知方法の決定

集客方法や告知方法についても検討しておく必要があります。
主な集客方法としては、見込み顧客や既存顧客に対するメルマガ案内や、SNSでの告知などです。SNSを活用する場合、ハッシュタグでトレンド作りをするなどの工夫も効果があります。フォロワー以外の人にもアプローチできるように、拡散しやすい短めの告知動画を作成するのも有効な手段の1つです。

ステップ 4 配信コンテンツの決定

配信コンテンツを決める際に重要となるのが出演者の決定です。 インフルエンサーを利用するのか、店舗スタッフなどを起用するのかを判断する必要があります。

インフルエンサーの場合は、インフルエンサー目当てで新しい流入を確保できます。しかし、インフルエンサーの起用には別途コストが発生しますし、インフルエンサーが離れると、その顧客も離れるリスクがあります。

店舗スタッフの場合は、はじめはインフルエンサーほど個人での集客力はないものの、自社で取り扱っている商品に精通しているので、商品を詳しく説明できるでしょう。また、配信を繰り返すうちにスタッフにファンがついてくれば、ファンがそのままブランドや企業のファンにもなってくれる可能性があります。

その他には台本や流れを決めます。
どのような流れで進めるのか、主なタイムスケジュールを決定します。また、紹介する商品のポイントや、想定される質問に対する回答も考えておくと、よりスムーズな進行が可能です。

ステップ 5 リハーサルの実施

動画コンテンツほどの作り込みは不要ですが、一連の流れやカメラワーク、画面切替、配信ツールの操作などを事前に1度リハーサルを行うことで、音声が出ない、映像が乱れるなどのトラブルを回避できます

ただし、あまりにも細部まで事前に作り込みすぎてしまうと配信の「リアル感」が損なわれてしまうためNGです。

リハーサルの回数としては、2回程度が望ましいでしょう。1度目で課題を見つけ、2度目で課題を解消したリハーサルを実施し、本番に挑むといった具合です。
技術的な課題がある場合は、リハーサルの時点で必ず解消しておくようにしましょう。

ステップ 6 当日は配信の確認

ライブ配信当日は返しの映像(出演者が自分を確認できるモニター)だけではなく、実際の配信を確認できる端末を用意しておくことで、トラブルなどの発生を早期に検知できます。

配信側では問題がないにもかかわらず、視聴者側の映像が乱れているといったケースがあるため、注意が必要です。同時にコメントをチェックする担当を設けることで、ピックアップしたいコメントを配信者に伝えることも可能になります。 視聴者のコメントへの素早い反応は非常に重要です。

これらのステップを経ることでライブコマースを安定して実施することが可能になります。実際にライブコマースを活用した事例は以下もご覧ください。


ライブコマースを成功させるための3つの準備

以上6つのステップでしたが、これに加えてライブコマースを成功させるために入念に準備しておくべき事項についてご紹介します。それは、次の3点です。

配信コンテンツ

当然ですが、配信コンテンツをしっかり企画・準備することがとても重要です。配信そのものを楽しみにしてくれる視聴者も多いため、淡々と商品紹介をするだけではなく、コーナー・企画などを実施していくことが大切です。ポイントは、視聴者に楽しんでもらうという意識を持って取り組むことです。

配信者

配信者自身の魅力も重要です。なかでも商品への理解度の高さや熱意、トーク力などがライブ配信では重要なポイントとなります。配信者は、紹介する商品について事前に細かい部分まで確認しておき、質問されても受け答えできるよう入念に準備しておきましょう。時には少し脱線したトークで盛り上げるといった、顧客を楽しませるテクニックも必要です。

購入までの導線

最後に、購入までの導線を準備しておくことです。「ライブ配信を観てせっかく商品を購入したいと思ってもらえたのに、どこにも購入ページへのリンクがなく、そのまま離脱してしまった」となっては意味がありません。

ライブ配信から商品購入までをスムーズに行えるよう、わかりやすい位置に導線を敷いておくことが大切です。

このようなライブコマース実施までの道のりを円滑に進め、安定して運用するためには社内で施策の認識を共有しておく必要があります。ライブコマース成功への社内体制の構築については以下もご覧ください。

ライブ配信のノウハウと支援ツールを併せ持つ「HandsUP」

ライブコマースでは、顧客が商品を購入するまでの一連の流れを楽しみながら、スムーズに購入できるツールが必要です。さらにライブコマースに関するノウハウやサポート体制が整っているサービスの利用により安心して配信を行えます。

17LIVEのライブコマース支援ツール「HandsUP」を利用すれば、初めての方でも安心してライブコマースを配信できます。コンサルティングサービスを申し込めば、初回配信でリハーサルから運用まで、バックアップサポートを受けることが可能です。リハーサル・本番後には配信フィードバックがあり、次回以降の配信に活かせます。シンプルな料金体系で、配信ルームのカスタマイズも容易に行える操作性なため誰にでも扱いやすいサービスとなっています。

「HandsUP」は、ライブコマースの第1歩を踏み出す際に最適なツールです。ライブコマースを成功させるためにぜひ「HandsUP」をご検討ください。

おすすめ資料

【初心者向け】成功事例に学ぶ、ライブコマース活用法

ライブコマース初心者必見!導入事例から学ぶライブコマース活用方法!

資料ダウンロード
このコラムを書いたライター
HandsUP 運営事務局
HandsUP 運営事務局
HandsUPは全世界5,000万ユーザーを抱えるライブ配信プラットフォーム「17LIVE」が提供するライブコマースソリューションです。本サイトでは弊社がライブ配信で培ったノウハウを生かし、ライブコマースに関するトレンド・業界動向からノウハウ、成功事例まで、ライブコマースの実践に役立つ様々な情報をお届けします。