TikTokのDM機能の特徴や使い方のポイントについて解説
尺の短い動画を多くの人と共有できるSNSとして、爆発的に人気となったTikTok。
「いいね」評価やコメントといったさまざまな交流機能が盛り込まれており、その中の一つであるDM機能は他のユーザーとコミュニケーションが取れる便利なサービスの一つです。
しかし、TikTokのDM機能について「実はよく知らない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、TikTokのDM機能を使ってみたいけれどよくわからないという方に向けて、その特徴や使用するにあたって注意すべき点などについて解説していきます。
TikTokのDM機能とは
TikTokにおけるDMとは、「ダイレクトメッセージ」のことで、ユーザー同士でメッセージのやり取りができる機能です。
InstagramのDM機能やLINEといった他のSNSと同じように、1対1でメッセージを送受信でき、不特定多数の人に内容を知られることなく、フォロワーやファンとコミュニケーションを取れます。
また、TikTok動画を他のSNSを経由することなく直接シェアしたり、エフェクトやハッシュタグなどのシェアしたりもできます。
TikTokのDM機能の主な特徴
TikTokのDM機能を活用すると、コミュニティなどの輪を広げてくれる可能性があります。うまく利用するには、DM機能の特徴を把握しておくことが大切です。
ここでは、TikTokのDM機能の主な5つの特徴について解説します。
16歳未満のユーザーは使用不可
まず、TikTokの利用には年齢制限があり、16歳未満のユーザーはDM機能を使えません。
16歳以上でも18歳までのユーザーに関しては、「ペアレンタルコントロール」によって、DMの送受信をできない設定にしたり、保護者がやり取りを許可した相手とのみ、送受信可能な設定にできたりします。
子どものSNSの利用を心配する保護者にとっては、心強い機能といえるでしょう。
プライバシー設定で送受信できる相手を設定できる
メニュー内の「設定とプライバシー」の項目から、メッセージを送受信する相手やグループチャットに招待できる相手などを、あらかじめ設定しておくことができます。
事前に設定しておけば、見知らぬ第三者から悪質なDMが届くのを未然に防ぎ、トラブルを回避できるでしょう。
ただし、DM機能そのものをオフにしてしまうと、新たなメッセージの受信ができなくなるため注意が必要です。
また、DM機能をオフにしても、受信履歴は残っているので、大切なメッセージがあれば「メッセージ履歴」から確認するとよいでしょう。
「既読ステータス」がオンでなければ既読はつかない
TikTokでは、LINEやInstagramと同様に相手がメッセージを確認した場合に「既読」のマークがつくようになっています。
ただし、既読がつくようにするためには「既読ステータス」が「オン」になっている必要があります。18歳以上の場合はデフォルトでオンに設定されていますが、18歳未満の方の場合は自身で設定しなければなりません。また、既読がつくためには、ご自身だけでなく、相手も既読ステータスをオンに設定している必要があります。
既読がつくようにしたい場合は、「設定とプライバシー」の「プライバシー」→「ダイレクトメッセージ」画面から「既読ステータス」をオンにしましょう。
メッセージを消しても相手の履歴に残る
TikTokでは、自分の画面でメッセージを削除しても、相手の画面からは消えません。誤送信をしても消す方法はないということです。
間違ったメッセージによってトラブルを起こさないためにも、送信前に送信相手に間違いがないかや内容を十分に確認するように心掛けましょう。
画像の送信はできない
TikTokのDM機能では、TikTok動画の送受信はできますが、画像の送信はできません。画像を送れないことに若干の不便さを感じる方がいるかもしれませんが、逆に考えれば不適切な画像が送られてくることを回避できるというメリットもあります。
GIFスタンプや絵文字の送信はできるので、上手に活用して仲間との円滑なコミュニケーションを図るのに役立てましょう。
TikTokのDM機能の使い方
ここでは、DM機能の具体的な使い方を紹介します。
どのように使えばよいのかわからないという方だけでなく、なんとなく使ってはいるけれど使いこなせている自信がないという方も、一度確認してみるとよいでしょう。
DMの確認方法
TikTokで受信したDMは、次の手順で確認できます。
1.ホーム画面下部に並んでいる「メッセージ」の項目をタップ
2.メッセージを送ってきたユーザーやフォローしているアカウントのリストが表示されるので、そこから確認したいトーク画面を開く
新規メッセージがある場合には、受信件数を示すバッジが表示されているので見つけやすいでしょう。
また、複数の相手とやり取りをしていて特定のユーザーを探すのが難しい場合は、画面上部にある検索ボックスに名前を入力すると簡単に見つけられます。
DMの送信方法
TikTokのDMの送信方法には、メッセージから送る方法とプロフィール画面から送る方法、コンテンツ画面から送る方法があります。
まずは、メッセージの確認画面から送信する方法をご紹介しましょう。こちらは、「DMの確認方法」でご紹介した画面から送信できる方法なので簡単です。次の手順で送信できます。
1.メッセージ画面を開き、右上にある虫眼鏡マークをタップ
2.DMを送信したい人を選択
3.下部のボックスにメッセージを入力し、紙飛行機のマークをタップする。
次に、プロフィール画面から送信する方法です。次の手順で送信できます。
1.DMを送りたい相手のプロフィールを開き、画面右上の矢印をタップ
2.「メッセージを送信」を選択
3.メッセージの送信画面に切り替わるので、メッセージを入力し、紙飛行機マークをタップ
最後に、動画やエフェクトなどのコンテンツ画面から送信する方法です。
1.シェアボタンから「友達に送信」をタップ
2.送信したいユーザーを選択
3.任意のメッセージを添えて送信
TikTokでは、コンテンツのシェアやコミュニケーションが気軽におこなえるよう、その手段も豊富に用意されています。ご自身の使いやすい方法を選ぶとよいでしょう。
DMの受信通知を設定する方法
DMの受信通知の設定は、次の手順でおこなえます。
1.自身のアカウントプロフィールから右上の三本線をタップ
2.「設定とプライバシー」を選ぶ
3.「通知」を選択
4.アクティビティごとの通知を設定できる画面に移動するので、好みに合わせてオン・オフを設定
また、特定のユーザーからのDMを通知しないようにしたい場合は、相手のDM画面で「…」をタップして表示されるメニューから、個別に設定を変更できます。
DMを消す方法
送信したDMを削除したい場合は、次の手順で削除します。
1.削除したいメッセージを長押し
2.「削除」をタップ
ただし、既に解説したように、相手のトーク画面から自分のメッセージを消すことはできません。DMを送信する際は、内容に問題はないか、送り先は間違っていないかを十分に確認するようにしましょう。
特定のアカウントからのDMをブロックする方法
SNSを利用していると、悪質なユーザーからメッセージが送られてくることもあるかもしれません。TikTokには、特定のアカウントをブロックする機能が備わっているため、無用なトラブルを回避するためにも活用するとよいでしょう。
特定のユーザーからのDMのブロックは、次の手順でおこなえます。
1.DM画面の「…」をタップ
2.メニューの中の「ブロック」をタップしてオンにする
TikTokのDMが送れない場合の原因と対処法
TikTokのDMが送信できないといったケースもあります。なぜ送信できないのか、原因を知っておけば、慌てずに対処できるでしょう。
ここでは、DMが送れない場合によくある原因と対処法についてご紹介します。
相互フォローの状態ではないケース
TikTokでは、相互フォローしていない状態だと、相手がDMの受信設定を「誰でも」にしていない限り、メッセージを送れません。
メッセージを送信すると、相手側には「リクエスト」と表示されるので、他にLINEなどの連絡手段を持っているならそちらから相互フォローをしてもらえるようお願いしてみるとよいでしょう。コメント欄からアプローチしてみるのもよいかもしれません。
また、フォロワー以外のユーザーに対しては1日3件までしかDMを送信できません。メッセージを送れない時は上限件数に達している可能性もあるので併せて確認してみて下さい。
相手がDMの受け取りを拒否しているケース
DMを送信したい相手と相互フォローになっていても、相手がプライバシー設定で受信を制限している場合はメッセージを送れません。
TikTokのDMの受信設定は、誰とでも送受信できる「誰でも」の他、フォロワー同士なら送受信ができる「友達」、Facebookの友達や連絡先を知っている方と送受信できる「おすすめの友達」、全く送受信できない「オフ」の3種類から選べます。このうち、相手が「オフ」に設定していると、相互フォローでもメッセージは送れません。
相手が、TikTok上では必要以上に交流を持たないようにしている可能性もあるため、トラブルに発展しないようにするためにも、DMの送信は遠慮した方がよいでしょう。コメント欄などへの投稿も控える方がよいかもしれません。
相手からブロックされているケース
ご自身のアカウントが相手からブロックされている場合も、メッセージは送れません。
アカウントがブロックされると、DMの送信はもちろん、相手の投稿の閲覧やコメントの送信もできなくなります。
年齢制限に引っかかっているケース
TikTokは16歳以上でなければDM機能を利用できません。また、16歳以上でも18歳に満たない場合はペアレンタルコントロールによって機能を制限されているケースもあります。
その場合はDMを利用できないため、投稿へのコメントなどで交流しましょう。
TikTokのDM機能について知っておこう
TikTokには、他のユーザーと気軽にコンテンツを共有できるよう、さまざまなコミュニケーションの方法が用意されています。
その中でもDM機能は、他のユーザーにメッセージを見られたくない時や、友人同士で私的な内容を含むやり取りをしたい時などにおすすめです。
上手に活用してユーザー同士のコミュニケーションを楽しみましょう。