アパレルECで思わずポチった7つの機能・サービス

コロナによる外出自粛が追い風となり、ECサイトを利用する人がますます増えると共に競争も激化しています。そこで今回は、アパレルECのユーザー目線から、アパレルECにおいて購入を後押しされた機能や人気のサービスなどをご紹介します。

競争が激化するアパレルECでシェアを獲得するために必要なこと

アパレル商品は、素材・色味・サイズ感はECで伝えるのが難しいという理由から、これまではECより実店舗での販売に力を入れる企業が多い傾向にありました。
しかし、コロナの影響で来店する消費者が減り、新しい販売チャネルを開拓せざるを得なくなった今、ネットショップに注力する企業が一気に増え、アパレルECの市場競争は激しくなってきています。

このような状況の中で、競合と差をつけて事業を成長させるためには、アパレルECにおける実情を知り、消費者に自社の商品を選んでもらうための仕掛けを作ることが大切です。

情報過多な消費者の買い物事情を知る

アパレルEC市場おいて競合となるのは、これまでのような同規模のアパレルメーカーや百貨店・ショッピングセンターなどで隣接している洋服店だけに留まりません。
ZOZOTOWNやSHOPLISTといったモール系サイトや、DHOLICやtitivateに代表される、元来実店舗を持たずECのみで販売している新進気鋭のアパレルブランド、そして韓国などの海外ファッションECサイトなどとも市場シェアを争うことになります。

必要なのは消費者の「心を動かす」仕掛け

消費者は、この数多あるアパレルECから、Web・SNS・Youtube・口コミ・TV、雑誌など様々なメディアを通して日々膨大な量の情報を受け取っており飽和状態です。またそのせいもあってか、そもそもの物欲が減少してきているという傾向も見られます。

このような中で、自社の商品に対する関心を得て購入してもらうためには、消費者に欲しいと思わせる“仕掛け”が必要となります。

具体的には、デジタルならではの時間や場所を問わない一斉情報発信データ分析能力を活用したone to oneマーケティング、そしてSNSを使ったオンライン接客やファン作りなど、多角的なアプローチが必要となります。

アパレルECユーザーの購入を後押しする機能&サービス7選

ここからは、普段アパレルECを利用しているユーザーが、購入の決め手となったと感じる便利な機能や好きなサービスなどを7つご紹介したいと思います。

①お気に入りスタッフはしっかりフォロー。ショップ店員のコーデ紹介

こちらは、ファッションアドバイザーであるショップ店員が自社の商品を使ったコーディネートをご紹介しているコンテンツです。
新商品が出た時はもちろん、定番のアイテムなども組み合わせて日々新しいコーディネートがアップされています。

ユーザーは、自分と近しい嗜好・体型・年齢のショップ店員をフォローすることができ、購入検討の時だけでなく自身の日々のコーディネートでも参考にもなるので、ファッションの情報収集場所として自然と定期的に閲覧するようになります。

②形・色・素材が静止画より分かりやすい「商品紹介ミニ動画」

こちらは、アパレルECサイトの商品紹介ページ内に設置されている短い1分動画です。
多くの動画は、商品をアップで見せたり商品を着用したモデルが歩いたりしているだけ、といったシンプルな内容で、音なしで完結するものがほとんどなので、ユーザーは外出先や電車の中でも手軽に閲覧することができます。

商品に興味はあるものの、色味や素材の透け感や揺れ感などが写真では分かりづらく、購入を躊躇してしまっているユーザーの後押しになるコンテンツです。

③希少性に心が動く「再入荷&在庫僅か通知メール&ポップアップ」

こちらは、商品の在庫状況をeメールやアプリのポップアップで通知してくれる機能です。
売り切れている商品の再入荷通知や、ECサイトでお気に入りリストに登録していた商品が在庫数僅かとなったお知らせなどがリアルタイムで届けられます。
希少性に刺激されたユーザーの購買欲求を一瞬で上げられる機能と言えます。

また最近は、在庫状況だけでなく、お気に入りリストの商品が値下がりした際やその商品を購入したユーザーから口コミが書き込まれた際にも通知ようになっており、機能の用途が広がっています。

④特別感が嬉しい。メンバー会員限定○○

こちらは、メンバー会員だけが受けられるシークレットセールやノベルティグッズプレゼントなどの特別サービスです。
多くの場合、購入金額に応じて会員ステージが代わり、ステージが高いほど割引率が上がったり、特別なオファーを受けられたりとVIP度合いが変わる仕組みになっています。

一つの商品がモール系サイトや百貨店サイトといった複数の場所で販売されている現状の中、ユーザーが敢えて公式のECサイトで購入する理由がこの仕組みで、同時にアパレルブランドへの帰属意識が高まる要因にもなっています。

⑤リアルな情報が参考になる「一般人コーデ紹介アプリ」

こちらは、ショップ店員でもブランド関係者でもないごく一般の消費者が、自分のファッションコーディネートを自由に投稿しているファッションアプリです。
代表的なのはZOZOTOWNが運営している「WEAR」というアプリで、アイテムが着用された中でZOZOTOWNで販売しているアイテムのみ、ページへリンクが貼られる仕組みになっています。

様々なアパレルブランドを組み合わせた自由なコーディネートは、ユーザーから見るとセールス感が薄く、一般人ということで体型もファッションセンスもリアリティがあって自分ごと化しやすく、近しい友達のコーディネートを見るように楽しむことができると大人気です。

⑥双方向のコミュニケーションが楽しい「ソーシャルコマース」

ソーシャルコマースとは、ECサイトとSNSを組み合わせた新しい販売チャネルの一つで、InstagramやFacebookなどが展開しているサービスです。
これまでは、SNSで紹介されている商品を購入するには、外部サイトであるECサイトへ移動する必要があったのですが、ソーシャルコマースでは、SNS上で購入・決済までワンストップで完結させることができます。

SNSという、多くのユーザーが毎日定期的に閲覧するメディアでお買い物ができるのはとても便利です。
また、商品について手軽に質問できたり、他のユーザーのコメントなどを見た上で購入を検討できたりするという点も、購買意欲を高める要因となっています。

⑦どこでもデジタルショッピングが可能な「ライブコマース」

ライブコマースとは、ECサイトとライブ配信を組み合わせた新しい販売方法の一つです。
ライブコマースでは、ショップ店員による商品紹介やコーディネート紹介の様子がリアルタイムで動画配信され、ユーザーはその場でチャット形式で商品について質問したり、商品を購入したりできるようになっています。
全国どこにいても、実店舗でお買い物しているかのような体験ができると評判が高く、今様々なアパレルECでの配信が待ち望まれています。

これからのアパレルECに求められるのは、店舗さながらのリアル感と限定サービスなどの特別感

長期化するコロナの影響でニューノーマルなライフスタイルが確立されつつある今、たとえコロナが収束してもアパレルECの需要は増え続けるのではないかと予想されています。

このような中で事業を拡大させていくには、まずECサイトを単なる商品販売サイトとして運営するのではなく、実店舗と遜色のない接客機能や高いデザイン性・エンターテイメント性を持つメディアECとして構築していくことが大切です。また、デジタル技術を最大限に活かして特別感を演出し、ユーザーに自社のアパレルブランドのファンになってもらえるような機能やサービスを取り入れることが必要とされています。

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