ライブコマースプラットフォーム5つを比較!種類や選び方も解説

2023年9月13日

ライブコマースのプラットフォームとは、視聴者と配信者をオンライン上でリアルタイムにつなげる仕組みを指します。

ライブコマースはテレビショッピングとは異なり、配信者と視聴者が双方向にコミュニケーションをとれる点が特徴です。また、適したプラットフォームを選択することで、特別な機材は必要なく、スマートフォンやパソコンがあれば配信できるため、手軽に始められます。

しかし、ライブコマースのプラットフォームには多くの種類があるため、どれを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ライブコマースのおすすめプラットフォームや選び方のポイントについて解説します。

ライブコマースとは?

ライブコマースとは?

ライブコマースとは、ライブ配信とEコマース(EC)を組み合わせた、新しい販売方法です。かつて盛んであったテレビショッピングとは異なり、SNSアカウントや自社のECサイトなどを介しておこなわれるため、スマホやPC、通信環境さえあればその場で配信ができます。

また、従来のテレビショッピングでは、商品の気になる部分がわからない不安感から購入を躊躇する視聴者が多く、売上につながりづらいデメリットがありました。

一方、ライブコマースでは視聴者がコメント機能などを通じて、リアルタイムで質問できるため、不安や疑問をすぐに解決でき、より満足度の高い購買につなげられることが大きなメリットといえるでしょう。

ライブコマースの活用シーン

ライブコマースはさまざまな業界で導入されており、アパレルや化粧品業界などで活用されています。

ライブコマースの主な活用シーンとしては以下のようなものがあります。

・ファッションモデルに自社ブランドのアイテムでコーディネートしてもらい商品の魅力を伝える
・会員向けに期間限定商品やおすすめ商品を紹介する
・美容アイテムの活用方法を伝え、視聴者に商品を知ってもらう

会員やファン向けの配信をおこなうことで、販売促進ができるだけではなく、視聴者のエンゲージメントを高めることも可能です。エンゲージメントとは、ブランドや商品と視聴者の結びつきを意味します。エンゲージメントが向上すると、視聴者はブランドや商品のファンになり、購買に向けて積極的な行動をとる傾向があります。

新商品の販売やECサイトの売上向上など、目的に沿ってさまざまな活用シーンがある点もライブコマースのメリットです。

ライブコマースのプラットフォームの種類

ライブコマースのプラットフォームの種類

ライブコマースのプラットフォームとは、視聴者と配信者をオンラインでつないで購買を促すライブコマースの土台となる仕組みです。大きく以下4つの種類に分けられます。

・SNS型
・アプリ型
・ECモール型
・SaaS(埋め込み)型

それぞれの機能や特徴について見ていきましょう。

SNS型

SNS型は、SNSのライブ配信機能を活用してライブコマースをおこないます。スマートフォン1台で手軽にライブ配信できるため、コストをかけずに始めたい方や、初めてライブコマースを利用する方におすすめです。

SNS型の代表例としては、InstagramやFacebook、YouTubeなどがあります。アカウントを作成するだけで気軽に配信ができるため、事業規模が小さくても利用しやすい点もメリットです。

一方で、SNS型のプラットフォームを利用してライブ配信をおこなった場合は、カート機能がないため視聴者がスムーズに商品を購入できず、売上につながりにくいといったデメリットが生じます。

アプリ型

アプリ型は、ライブ配信を専門としたアプリを介してライブコマースをおこないます。アプリ型の代表例は、17LIVEやSHOWROOM、LINEライブなどです。

ライブ配信用のアプリでライブコマースをおこなうことで、そのアプリですでに活動しているインフルエンサーを起用しやすくなるため、集客がしやすくなり、商品の認知度も高められます。

ただし、インフルエンサーを活用した場合、視聴者の多くがファンであることが多いので、商品のターゲット層と視聴者層に乖離がないよう調整する必要があります。

ECモール型

ECモール型は、複数のショップが集まるECモールのライブ配信機能を利用してライブコマースをおこないます。自社にECサイトがないショップでも活用しやすいことがメリットです。ECモール型の代表例としては、au PAY マーケットや楽天ショッピングチャンネル、Yahoo!ショッピングなどがあります。

ECモール自体に集客力があれば、多くのユーザーへのアプローチが可能です。視聴者にとっても、大手であれば特に信頼性が高く、購入しやすいといった安心感があります。

一方で、規模の大きなECモールであるほど、出店料などの運用コストがかさむ傾向があります。加えて、モール内にはライバル店が多く存在するため、価格競争が起こりやすい点もデメリットといえるでしょう。

SaaS(埋め込み)型

SaaS型は、クラウド上で提供されているライブコマース配信サービスを利用する形態で、ECサイトの構築と一体化したサービス形態となっているケースも多いです。

ライブコマースのためのサービスを提供しているケースが多いですが、商品販売を促進するための支援サービスや運用サポートをおこなっているものもあります。SaaS型の代表例には、HandsUP by 17LIVEやLive kit、TAGsAPIなどがあります。

すでにブランド力が確立されている場合、自社のECサイトを活用したライブコマースによって、直接的な集客も望めるでしょう。

一方で、サービス内容が多岐にわたるため、導入にある程度の費用がかかるデメリットがあります。

ライブコマースにおすすめのプラットフォーム5選!

ライブコマースにおすすめのプラットフォーム5選!

ライブコマースにおすすめのプラットフォームを5つ紹介します。

・HandsUP by 17LIVE
・Instagram
・YouTube
・SHOWROOM
・LiveKit

それぞれの特徴や機能などをチェックして、自社の目的や商品に合うものを選びましょう。

HandsUP by 17LIVE

HandsUP by 17LIVEは、5,000万人のユーザーを抱える17LIVEが運営するライブコマースプラットフォームです。スターバックスコーヒーやFANCLファンケル、大丸など、大手企業のライブコマースをサポートした実績も多数あります。

HandsUP by 17LIVEは、導入から売上の最大化までを、一気通貫でサポートする伴走型ソリューションサービスを提供しています。ビジョン決定や実際の運用時のサポート、運用後の効果測定など、ライブコマースを成功させるためのに必要なアドバイスを必要なタイミングで受けられるのです。

ライブコマースに必要な機能を網羅した支援ツールを兼ね備えているため、初めてのライブコマースでも安心して利用できるでしょう。さらに、売上アップにつなげるための販売促進機能も備わっており、ビジネスシーンの変化にあわせたカスタマイズも可能です。

また、アーカイブ機能が搭載されているため、過去のアーカイブを視聴して購入できる導線も用意しており、新規でファンになった視聴者が利用しやすい設計になっています。

HadsUP by 17LIVEは、ライブコマースを活用して売上アップを図りたい企業方におすすめのサービスです。

Instagram

Instagramは男女問わず、幅広い年齢層に認知されているSNSのひとつです。無料で利用できるため、多くの企業で活用されており、インフルエンサーを起用した配信も増えています。

Instagramの場合、ライブ配信を始めると、フォロワーに通知が送られるため、配信に気づいてもらいやすいといったメリットがあります。

一方で、商品を購入するには、紹介するリンクにアクセスしなければならず、視聴者にとって手間がかかるといったデメリットもあるのが現状です。

YouTube

YouTubeは、世界中で高い知名度を誇る動画配信プラットフォームです。

Instagramよりも利用者数が多く、視聴者を集めやすいといった特徴があります。無料でライブ配信ができる「YouTube Live」は多くの企業が活用しており、PCからの配信も可能です。また、高性能な機材をそろえれば高画質・高音質での配信もできます。

一方で、Instagramと同様に、YouTubeの配信ページ内に製品購入の仕組みはないため、紹介するリンクにアクセスしてもらい、商品を購入する必要があります。

SHOWROOM

SHOWROOMは、日本国内最大手のライブ配信サービスで、芸能人やアイドルのライブ配信で知られています。

若年層のユーザーが多く、芸能人やアイドルが企画プロデュースした商品やコラボ商品を多く扱っている点が特徴です。また、2021年よりヤマト運輸と提携しており、ヤマト運輸のサービス「らくうるカート」を経由して、ユーザーはライブ配信中に紹介した商品をそのまま購入が可能です。

Live kit

Live kitは、ライブ配信から商品購入まで可能なライブコマースのプラットフォームです。Live kitはiPhoneからでも気軽に配信できるため、新しくライブコマースを導入するショップでも、スムーズにライブ配信がおこなえます。

アーカイブ機能や投げ銭機能、分析機能といった機能面も充実しています。

一方で、Live kitを利用する際は自社サーバにインストールする必要があり、配信規模によって費用が変動するため、初期費用が高額になる可能性があります。

ライブコマースのプラットフォームの選び方

ライブコマースのプラットフォームの選び方

ライブコマースのプラットフォームを選ぶ際は、以下4つのポイントを押さえておきましょう。

・自社商品のターゲット層との親和性が高いか
・コンテンツ制作支援機能があるか
・スムーズな視聴を支援するサービスが利用できるか
・費用がいくらかかるか

それぞれ詳しく解説します。

自社商品のターゲット層との親和性が高いか

自社商品のターゲット層との親和性が高いかどうかは、ライブコマースのプラットフォームを選ぶうえで非常に重要です。

例えば、新規顧客を獲得することが目的であれば、多くの利用者がいる「SNS型」のプラットフォームを利用すると、多くのユーザーに配信を見てもらいやすいでしょう。。

また、同じタイプのプラットフォームでも、ターゲット層によってよく利用しているものが異なります。例えば、Instagram LiveのもとになっているInstagramは、10〜20代の利用者が特に多く、YouTubeは幅広い世代にまんべんなく利用者がいます。

自社商品のターゲットに近い視聴者が利用するプラットフォームを選ぶことで、購入につながりやすい視聴者を集客しやすくなるため、プラットフォームとの親和性も考慮するとよいでしょう。

コンテンツ制作支援機能があるか

ライブコマースは、簡易的なものであればスマートフォンひとつで簡単に配信できます。しかし、ライブコマースの効果を高めて商品購入につなげたり、ブランド力を高めたりするためには、告知方法やコンテンツ内容など、綿密に戦略を立てなくてはいけません。

また、ライブコマースに対するノウハウもなければ、適切なオペレーション構築は難しいでしょう。そのため、ライブコマースのプラットフォームを選ぶ際はコンテンツ制作支援機能やサービスの有無も非常に重要なポイントのひとつです。

HandsUP by 17LIVEでは、売上最大化までのビジョン策定や適切なオペレーション構築、出演スタッフの育成なども対応可能で、完全自走できるようサポート体制も整っているので、初めてのライブコマースで自社内にノウハウがない方におすすめです。

スムーズな視聴を支援するサービスが利用できるか

ライブコマースを活用するための戦略や適切なオペレーション構築を進めても、視聴してもらえなければ成果にはつながりません。そのため、配信に気づいてもらい、スムーズな視聴をサポートする機能があるかどうかも、プラットフォームを選ぶうえで重要なポイントです。

例えば、HandsUP by 17LIVEでは、ログインせずにニックネーム登録をするだけでコメントができる機能があり、気軽にライブ配信に参加できます。また、配信サイトのUIも直感的にわかりやすい設計となっているため、ユーザーが視聴しやすい環境が整っています。

費用がいくらかかるか

ライブコマースプラットフォームは、無料で利用できるものから高額な導入費用がかかるものまで、さまざまです。ライブコマースの導入目的や売上目標の設定によって利用するプラットフォームは変わるため、費用も違ってきます。

すでに自社にノウハウが備わっているのであれば、SNS型やアプリ型、SaaS型を活用することで費用が抑えられる可能性があります。

一方で「ライブコマースを初めて利用する」「導入したものの思うように売上につながらない」などの場合には、一気通貫の伴走型ソリューションサービスを活用することで、成果をあげやすくなるでしょう。

代表的なライブコマースプラットフォームの導入費用を以下の表にまとめました。

プラットフォーム名称費用プラットフォームの種類
Instagram無料SNS型
YouTube無料SNS型
SHOWROOM無料アプリ型
Live kit月額15万円〜SaaS型
HandsUP by 17LIVE要問い合わせSaaS型
楽天ショッピングチャンネル要問い合わせECモール型

 

自社に適したライブコマースのプラットフォームを選ぼう

自社に適したライブコマースのプラットフォームを選ぼう

どのプラットフォームを活用するべきかは、ライブコマースの導入目的やターゲット層、売上目標によって大きく変わります。ターゲット層や戦略に合わないプラットフォームを使用すると、ミスマッチを起こしてしまい、成果につながらないおそれがあります。

自社に十分なノウハウがない場合は、ぜひ伴走型ソリューションサービス「HandsUP by 17LIVE」の活用を検討してみてください。自社に適したプラットフォームをうまく活用して、売上向上につなげていきましょう。