コスメECで人気コンテンツ「バーチャルメイク」の販促効果は?

2021年8月24日

新型コロナウイルスの影響から、実店舗での接客が難しくなっているなか、美容コスメECでは、瞬時にさまざまなメイクを体験できるバーチャルメイクの活用に注目が集まっています。
この記事では、ECとバーチャルメイクを組み合わせるメリットと成功事例について紹介します。

美容コスメ業界で注目を集めている「バーチャルメイク」とは

新型コロナウイルスの感染拡大によって消費者の購買行動の場はリアルからネットへと移行していっています。このような状況下において美容コスメECで注目を集めているのが「バーチャルメイク」です。

バーチャルメイクはスマートフォンやタブレット、PCなどに搭載されたカメラを通じて画面に映し出されたユーザーの顔に、AIやARを利用して、本物のメイクを施したように見せる技術のことです。これまで、店舗で実施されていたタッチアップ(お試しメイク)はコロナ禍によって実施が難しくなっているため、バーチャルメイクのようなメイクを疑似体験できる技術の活用が広まっています。

バーチャルメイクのメリット

実際に商品が手元に無くてもメイクを疑似体験できるバーチャルメイクは消費者・企業のどちらにもメリットがあります。
例えば、店頭でカラーもののコスメを試す場合には「メイクを落とす→肌に色を乗せる」といったプロセスが必要で、1つの製品を試すにはどうしても数分単位の時間が必要となるため、店頭でお試しメイクをする場合は4~5色程度しか試すことができませんでした。

バーチャルメイクであれば、実際のメイクのようなプロセスが不要となり、商品に近いテクスチャや色を瞬時に体験することができます。

消費者としては手間も無く場所も選ばず、多くのメイク・商品を体験できるメリットがあり、企業としては多くの商品を試してもらいやすくなることで、購入機会の増加につなげられる可能性が高まるというメリットがあります。

バーチャルメイクとECの相乗効果を生み出す活用方法

バーチャルメイクとECの相乗効果を生み出す2つの活用方法について紹介します。

ECサイト×バーチャルメイク

1つ目はECサイト × バーチャルメイクの組み合わせです。
バーチャルメイクを体験するうえで実際の店舗に訪れる必要はありません。いまや広く普及しているスマートフォンやタブレットなどのカメラ機能を通じて本物のメイクをしているかのような体験をすることができます。

美容コスメECとバーチャルメイクを組み合わせることで、従来の説明文や商品画像、サンプル色だけでは伝えきれなかった情報を伝えることができます。

ECサイト×バーチャルメイク×ライブコマース

2つ目はECサイト × バーチャルメイク × ライブコマースの組み合わせです。
上述の方法に最近注目を集めているライブコマースを組み合わせることで、更なる販促効果につなげられる可能性があります。
ライブコマースはライブ配信を通じて視聴者とコミュニケーションを取りながら商品を販売できる新しい販売・マーケティング手法です。ライブ配信を通じて商品を紹介しつつ、視聴者とのリアルタイムなコミュニケーションをとることができます。

ライブコマースでは配信者が紹介した商品を視聴者自身がバーチャルメイクアプリを用いて体験することで、自分に合う商品かどうかのイメージがつきやすくなることで、販促効果の向上に期待ができます。

実際にバーチャルメイクとライブコマースを活用して成功した事例もでてきています。次章ではPerfect社成功事例について紹介します。

バーチャルメイクを活用した成功事例2選

ECサイト×バーチャルメイク Amazon社

Amazonでもバーチャルメイクを用いた販売方法が活用されています。スマートフォンやタブレット端末のカメラ映像を活用したり、すでに撮影済みの写真を利用したりして、気になる商品をバーチャル上で試すことができます。色の濃さなども調整でき、実際の使用感や見た目をイメージしながら購入を検討することができます。

購入前にバーチャル上で使用感を確認できるため、「こんな色味だと思わなかった」などの不満を感じるリスクが低減され、購入されやすくなると考えられます。

ライブコマース×バーチャルメイクPerfect社

台湾に本社を抱えるパーフェクト社では、バーチャルメイクを活用し、配信者が実際に使用しているコスメを視聴者が配信を見ながら試すことができる機能を搭載することで成功を収めています。

Perfect社が提供するスマホアプリ「YouCam Makeup」では、AR技術を活用し画面に映し出された人の顔にメイクが施されているかのようなバーチャルメイクが体験できます。
新しい体験を提供するこのアプリは多くの人の注目を集め、ダウンロード数は3年で3億5000万を突破しています。
この機能をライブコマースでも活用することで、視聴者は配信で紹介された商品をすぐに自分でも試しながら購入を検討できるため、CVRの向上に期待されています。

ライブコマース成功を支援する17LIVEの「HandsUP」

店頭でのお試しメイクをどこにいても気軽に体験できるバーチャルメイクは今後も普及していくことが予想されます。このような技術を用いて顧客に新たな体験を提供できる方法とライブコマースを組み合わせることで、なかなか店舗を訪れることができない昨今でも、まるで店舗に居るかのような体験を提供することも可能です。

ライブコマースを用いた販売を検討されている方は、初めての方でも安心のサポートを備えた17LIVEのライブコマース支援ツール「HandsUP」の利用を検討してみはいかがでしょうか。

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このコラムを書いたライター
HandsUP 運営事務局
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